取材やら緑や茶色





しばらく目が奪われた。生きとるな〜って思った。生きるってすごいなって。えぐれていても様になる。

緑はペラペラしているけれど、木の茶質にしっかり結びついているから生きられる。
茶(幹や枝)が緑(葉、茎)に栄養を運んだり、助けているばかりではない。
緑が茶を助けている。緑はペラペラしているけれど、量的な能力は群を抜いている。
その多さで面を作り、陽光から受けたものを繊細に作りだし、幹や枝や根の茶質に運べでしまえる。
相互関係。人間と一緒。のはず。

今日は取材の話もあった。洋服の色と心理の関係。
こちらがどのように考えていくか、その手法を見せることはできる。
いくら普遍的色彩のところで話をしようとしても、個人的色彩まではわからない。
それが色彩だ。
だから、その人の心に寄り添うときには、臨床という形が必要なのだと思う。
難しいな。貝になりたい。貝になって黙ってしまいたい。