青の心理学

先日の5/12(土)に開催した色彩環講座「青の心理学」、いかがでしたか。
青のことは、言葉や意識で捉え、要点だてて解釈してゆくことが非常に難しいです。
それは変幻自在な力を有していることからも、一義的な理解では青の本質は程遠くなってしまいます。
シンボリックであり、全く捉えきれないわけではなく、周辺のことをやっている感覚はあるんですが、核にどうしても触れられていないような。そんな色彩が青です。
それでも果敢に、呼び求め合う色彩を携えながら、理解を進めていきます。
でも考えてみれば、青は闇からやってきたから、当然なのかもしれません。
近づきがたいところまで行けたら、それで十分にありがたいことです。


さて、感想文の一部抜粋を紹介させていただきます。

・黄をしっかりと育てていかなければ、青に深く降りていけないということ。両極に分離することの意味をようやく深く理解できるようになることで、自分自身の中に黄を育もうとしている時にあるのだろうと思います。

・青が好きでちょっとわくわく臨んだが、講義を聞いて、深まっていくにつれて、どんどんしんどくなってきた。なにかな?もっと青について知りたいです。

・波のような青の動きには、津波のように呑み込んで無にしてしまうような力がある。夢によく見る。青には一人の人間がそうであるようなバラエティがあって、恐ろしく怖い一面もあれば優しく慈悲深いような一面もあると思い当たった。でも、青を仕事でもなんでも使おうと思ったら、その青の多様性をよく知らなければ自然に即した青使いにはなれないだろうと思う。もっと青を触りたい。

・色ぬりで「しかたない」とメモをした。いつも頭で考えて「こうすべき」が先行している日常の私。何かわからないけど、感情や身体のことをおきざりにしがちになってしまうことにちょっと疑問を持っているような、でも「しかたない」といってがんばっている。まだもやもやしていて、自分のことばでうまくあらわすことができにくいのですが・・・

・青の持つ無意識の動きが、人たる、個たる存在を大きく形造ることを理解できた。

・一人の人間の中にどれだけ膨大な青が予めあるのだろう、と思った。得体のしれない。

・青の中にある自分を見つけられるともっと自分が見えてくると思うと楽しみになる。青の闇にのみこまれそうで怖かったですが、その怖さこそ、向き合わないといけないし、向き合いたいと思っていたんだと思いました。

・青の勉強をすることで、私に足りないと思う黄色の大切さを意識することができました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

以上です。
ありがとうございました。

次回の講座は、
5月26日(土)、いよいよ「紫の接近」ですよ。
わーーーーーー。
毒々しい紫ももちろん紫なのですが、
紫がもっとも紫らしい在り方について、考察し、学んでゆきましょう。か。
えらいこっちゃ。